横浜Top >  マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)

スポンサードリンク

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)

マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)
横浜 信一
マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)
定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
人気ランキング: 60803位
おすすめ度:
発売日: 2005-03-04
発売元: ダイヤモンド社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送

ITとは何かを見直すきっかけ
企業経営者はもとより、IT化をすすめるソフトウェア企業の開発者が本来一番忘れてはいけないことを思い出させてくれる内容です。
特にソフトウェア企業・情報システム部門に入社した若手社員にはこの本をぜひ読んで欲しい。IT化とは何か?その意味をちゃんと理解して開発を担当して欲しいと思います。

そしてCIOの略号の本当の意味をChief Innovation Officerであると認識できるようにして欲しいと思います。

9割の情報は英語版のMckinsey reviewからただで入手できる
Mckinsey reviewのウェブサイトからただで読める情報を日本語に翻訳するだけで本として出版するのはあまりもオリジナリティーがないと思います。日本の現場を知っているコンサルから書いた本と思って買ってみたが、あまりもインサイトがなさすぎる。英語を読める人にはこの本を買う必要がない。

IT投資はなぜ失敗するのか
IT失敗学に関する文献をあたってみる中で手にとった一冊である。

90年代に過大なIT投資をして失敗した企業は多いと聞く。現在(2006年)、景気の回復とともにIT投資も回復基調にあるが、90年代と同じ失敗を繰り返さないためにはどうすべきか、というテーマで、マッキンゼーのコンサルタントたちの論文を集めたものが本書である。

筆頭の横浜氏の主な主張は、

・ITコストを可視化し、
・CIOを情報システムではなく業務改革を推進する立場に位置づけ、
・ITを中立的に評価できるチェック機関を設け、
・ユーザ部門とシステム部門の融合化を図り、
・事業戦略に根ざしたIT戦略をもち、
・ベンダーとの信頼関係を築くこと。

である。他に外国人コンサルタントの論文からは、

・自社の特徴を冷静に評価し、差別化をもたらし競争力を持続させるようなIT投資をせよ
・複雑になってしまったインフラの統合に投資せよ
・IT予算を特別視せず、他の予算同様、その決め方や使い方に対するガバナンスを強化せよ
・事業部門にIT課題を設定させ、投資対効果の説明責任を持たせよ

などの提言が見られる。
またアウトソース戦略の事例としてドイツ銀行を、業務主導のIT戦略の事例としてユニクロを取り上げている。

いずれも昨今の論調としては常識的な内容であり目新しさはないものの、システム開発を企業経営からみたときの問題提起となっていて、概論としてそれなりにまとまっている。
システム開発者は普段こういうタイプの本を手に取ることがないから、ピンと来ないところも多いと思うが、一度目を通しておいてもよいかもしれない。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://iiyokore.com/mt/mt-tb.cgi/127233

横浜Top >  マッキンゼー ITの本質 情報システムを活かした「業務改革」で利益を創出する (The McKinsey anthology)